【理系の方へ】研究室の選び方・見るべきポイント解説!

こんにちは!理系院卒のうどんです。

今回は理系の人が必ず悩むであろう研究室選びのポイントを取り上げていきます!

 

大学3回生になると、「研究室選び」というイベントが発生します。

今まで研究室なんて意識してなかった!

1回生の時に研究室紹介が授業であったけど、よく覚えていないな‥‥

そもそも研究室の良し悪しなんてわからん!

なんて思う人もいるんじゃないでしょうか?

かくいう私もその一人でした。笑

でも実は、研究室選びってかなり重要。

研究室が合わなくてフェードアウトした‥‥なんて人も普通にいるのが現実ですし、

研究室での実績で目指せる就職先が変わることもあります。

 

私は結果的にとても恵まれた環境で研究することができたんですが、

研究室を選ぶ時にこのポイントを意識しておけば良かったな!

と思ったポイントがあったので、この記事にまとめてみました。

研究室選びに悩んだ方のお役に立てれば幸いです。

研究室を選ぶ前に

研究室見学に来た後輩にもよく言っていたんですが、

「どこどこの研究室が一番良い!」とは一概に言えません。

人によってオススメできる研究室が違ってくるんですよね。

これから研究室を選ぶよって方は、ざっくりと次の4つのタイプに分けられると思います。

 

1:しっかり研究タイプの特徴

・大学院に進学するつもり

・やるからには研究を頑張りたい

・バイトができなくても構わない

・休みが少なくても仕方ない

 

2:ほどほど研究タイプの特徴

・大学院に進学するつもり

・研究はほどほどで良い

・バイトも続けたい

・遊びたい

 

3:しっかり両立タイプの特徴

・学部卒で就職するつもり

・就活も頑張るが研究もしたい

 

4:就活全力タイプの特徴

・学部卒で就職するつもり

・研究はやりたくない

・就活に全力を注ぎたい

 

自分がどのタイプに当てはまるか意識した上でこれ以降の文章を読んでみてください!

 

研究室ってそもそも何?

大学は教育機関であるとともに研究機関でもあります。

様々な分野における最先端の研究を行っているのが大学の研究室

そして大学の研究により明らかになった技術を応用して、世の中の役に立つような製品を開発しているのが企業です。

理系の学生は4回生に上がる時にいずれかの研究室に配属され、教授が進めている最先端の研究の一端を担います

 

研究室を選ぶ際に注目すべきポイント

コアタイムの有無

コアタイム「何時から何時までは研究室にいなければならない」というような規則ですね。

毎朝出欠がとられ、遅刻したら怒られる‥なんて研究室もあります。

コアタイムがあるからバイトに行けないということもあるかもしれません。

研究している時間が長い方が研究は進みますが、コアタイムがあるから良い研究をしている研究室という訳ではないので注意してください。

時間に縛られずとも自主的に研究している学生が多い方が、素晴らしい研究室です。

しっかり研究タイプほどほど研究タイプの方は自分がどれくらいコアタイムを許容できるかを考えておきましょう。

 

しっかり両立タイプの方は就活中でも研究室に行かなくてはいけないのか?をきちんと聞いておきましょう。

 

就活全力タイプの方はコアタイムのない研究室をオススメします。

 

教授との相性

これはそこまで重視しなくても良いです。

と言うのも、実際に指導するのは助教と言うケースもあるからです。

教授が好きだからと言う理由で研究室を選んだが、教授は忙しくて会話することがほとんどない

と言っていた友達もいました。

大事なのは実際に学生に指導しているのは誰か。その人はどんな人か。

それを研究室訪問のときに先輩に聞きましょう!

しっかり研究タイプほどほど研究タイプの方は教授や助教の指導方針も気にしておきましょう。

(教授は優しいが助教が口うるさいと言うケースもよく聞きます)

 

しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

研究室の雰囲気

これはどっちでも良さそうに見えて意外と大事です

研究室生活は本当に閉鎖的で、毎日同じ場所へ行き同じ人と関わります

あまりにも自分とタイプが違うと感じる雰囲気の研究室では、うまく馴染めずにストレスになる可能性があります

下手したら病んでしまうことも十分にあるので、どんな人がいるのか研究室見学等でチェックしておきましょう。

しっかり研究タイプほどほど研究タイプの方は3年間毎日研究室へ行くことになるので、雰囲気は見ておいた方がいいです。

研究が辛くなった時に研究室メンバーにも馴染めていないと、研究室に行くこと自体が憂鬱になります。

また周りがやる気がない人ばかりだと、モチベーションを保つのが難しくなりますのでしっかり研究タイプの方も注意しておきましょう。

 

しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

研究室に院生、ドクター、ポスドクが何人いるか

毎年コンスタントに学生が院に進学している研究室は、研究意欲のある学生が集まっている証拠です。

ドクターがいる研究室はさらにそれが顕著です。またポスドクがいると言うのは教授がお金を持っている証です。

院生やドクター、ポスドクが多いと、いざ研究で困った時に頼りにできる人が多いと言うことなので研究が進めやすくなります。

しっかり研究タイプは院生だけでなくドクター、ポスドクの数にも注目しましょう。

 

ほどほど研究タイプは院生の数に注目しましょう。院生が多いと、就職活動の参考にもなるので研究以外にも大きなメリットがあります。

 

しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は学部卒の人が今までにいたかを聞いて見てください。毎年全員が院進学しているような研究室は、就活に理解がない可能性があります。

 

研究業績

研究をしっかりしたいと思っているなら、かなり重要

教授の力量を見るなら研究業績の部分です。

・年間の論文投稿数

(論文のインパクトファクターも大事だったりします)

インパクトファクターとは

ジャーナル(学術雑誌)の影響度を評価する指標(数値)で、同じ分野の雑誌同士を定量的に比較する一つの手段

・学会の受賞歴

・学内の優秀論文賞受賞歴

これらの情報は研究室のHPに絶対書いてあります。

ぜひチェックしてみてください。

しっかり研究タイプの方はチェックしておきましょう。質の高い研究をしたいなら、力量のある教授の元へ行くのが一番です。

 

ほどほど研究タイプ・しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

卒業生の就職先

有名な企業へ就職した卒業生が多いと、それだけその研究室も信頼できます。

また研究室の卒業生がリクルーターになっている場合も多いです。

行きたい業種や業界が決まっている人は、研究室の卒業生が何系の企業に就職しているかで選んでも良いかもしれません。

しっかり研究タイプ・ほどほど研究タイプの方はチェックしておきましょう。

 

しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

研究室の研究分野

私は専攻が化学なんですが、化学と一口に言っても

有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、生化学などなど化学だけでも実際は様々な分野があります。

おそらく理系の方は学生実験や授業で触れる機会があるので、自分はどれが好きだろう?と言う視点で考えてみてください。

好き嫌いは出てくると思います。

しっかり研究タイプ・ほどほど研究タイプの方は自分の興味のわく分野を選ぶのが良いでしょう。

 

しっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

研究費が潤沢か

ここに注目して研究室選びをしている人はあまりいないと思います。

私は院に上がってから研究費の重要性に気付きました。

研究費が少ない研究室だと、実験をする時に「この試薬は高い。試薬つくれない?それか別の合成方法を探して」と言われる場合があります。

お金があるとこのような会話はなくなりますので、別の方法合成方法を探す時間も、試薬を作る時間も必要なくなる訳です。

その分自分のテーマを進められるので効率が良くなります。

しっかり研究タイプはある程度気にしておいた方がいいです。

 

ほどほど研究タイプしっかり両立タイプ就活全力タイプの方は重視しなくて大丈夫です。

 

研究室訪問(オープン卒研)

上記のポイントを押さえた上で、研究室訪問に行きましょう!

おそらく研究室を選ぶ前に研究室訪問ができる期間があると思います。

気になった研究室は、先輩や教授に質問しまくることをオススメします!

先輩も先生も、後輩が研究室に興味を持ってもらえると嬉しいはずです。

(というか私は嬉しかったです笑)

遠慮せず、不安がなくなるまで質問しましょう!

 

さいごに

研究室選びは内部で院進する人にとってはとても重要です。

頑張っても頑張らなくても研究室で3年間過ごすことになります。

どうせなら納得した上で選びたいですよね!

とはいえ成績が良くないと希望の研究室へ行けないパターンもあるかもしれません。

だとしても、絶対に行きたくない研究室行きたい研究室は自分の中である程度決めておいた方がいいです。

 

もしどこの研究室にしようか悩んでいるなら、この記事に書いているポイントを参考に比較してみてください!

いい選択ができますように!祈っております^^

 

 

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