就活を始めると「自己分析をしましょう!」ってよく言われるかと思います。
いやいや自己分析って?何をすればいいの?って思いませんか?私は思いました。笑
前回の記事では「自己分析が必要な理由」について解説しています。
今回はその続きで、「自己分析の進め方」にフォーカスして記事を書きました!
この記事は私が学生時代に自己分析をしすぎて疲れてしまった経験から、過去の自分へ、そして今迷っている人へ向けてアドバイスをするつもりで書いています。
よろしければご覧ください!
目次
モチベーショングラフを書く
モチベーショングラフを使った自己分析は今までの人生を振り返って
モチベーションが高い時(嬉しかった時)、低い時(辛かった時)やその推移を書く方法です。
STEP1. 幼少期から今までのモチベーショングラフを書く
いきなり書くというのは難しいので、まずは
この頃は部活に打ち込んでいたな〜
こんなことに夢中になってたな〜
といった出来事をぼんやりと思い出していきましょう。
その上で、嬉しかった時、やる気に満ちていた時、悲しかった時、落ち込んだ時のように感情が大きく揺れた時の点を書き出し、それらを緩やかにつなげていけばモチベーショングラフが出来上がります。
こんな感じ↓
STEP2. 出来上がったグラフにエピソードを加える
先ほど思い浮かべた出来事をグラフに書き込んでいきます。
何があって、どんな気持ちだったかを書きましょう!
例えば…
大学1回生
知り合いが誰もいないよさこいサークルに入る。(エピソード)
→不安だがやってみたいという気持ちが強かった。(気持ち)
こんな風に出来事と気持ちを書きます。
この時点ではまだ詳しく書かなくて大丈夫です。
STEP3. 書き出したエピソードを深掘りする
先ほど書き出したエピソードになぜ?を繰り返し深掘りしていきます。
例えば…
知り合いが誰もいないサークルに入るのがなぜ不安だった?
→サークルで友達ができないかもしれないことを恐れていた。
なぜ?
→周りと仲良くなれないと、自分に自信を持てなかったから。
なぜサークルに入ろうと思った?
→やったことがない、しかも自分が苦手なダンス(よさこい)に挑戦したかった。
なぜ?
→苦手なことに挑戦することで、さらに自分に自信が持てるようになる気がしたから。
STEP4. 自分はこんな一面がある(あった)かもしれないを書き出す
自分の例えでは、
人間関係で安心感を得ていた。
自信を持ちたくて苦手なことに挑戦した。
という一面が垣間見えます。
とはいえ…今の私はこの頃ほど自信が無いわけでも、人間関係に囚われているわけでもありません。
皆さんも、中学の頃とは全然違う自分になっていると思います。
じゃあそんな昔まで振り返る必要なくない?
って思うかも知れませんが、今の自分になったきっかけがまた別の時にあるはずなんですよね。
そのエピソードも思い出すことで、自分の変遷を理解することができ
過去の自分を受け入れ、今の自分を認識することができるようになります。
なので思いだせる限り思い出して、書き出しましょう。
ちなみに、モチベーショングラフを書かなくてもエピソードさえ思いだせればOKです。
大事なのはエピソードを書き出して、その時の感情・考えを深堀りすること。
それが自己理解に繋がります。
自己分析を始めるにあたって、まずはモチベーショングラフで徹底的に自分の過去を洗い出して自己理解を深めることをオススメします!
自己分析ツールを使う
世の中には自己分析のための診断ツールがたくさんあります。
性格診断
設問に答えることで自分の志向や性格が診断されます。
ネットで調べても色々出てきますし、選考の一環で能力検査と共に性格検査も受けることもあります。
エニアグラム
人間の性格は以下の9つに分類されるという考え方。
- 改革する人
- 人を助ける人
- 達成する人
- 個性的な人
- 調べる人
- 忠実な人
- 熱中する人
- 挑戦する人
- 平和をもたらす人
簡単な設問に答えることで、自分のタイプが診断されます。
このような自己分析ツールは、手軽にできる上に、自分はこんな一面があるかも!という気づきが得られます。
また診断に納得がいけば、自分の性格が端的に言葉で表されるので就活にもそのフレーズが使えます。
私も一時期性格診断にハマっていて色々やったんですが、意外と当たっていたり、診断結果の傾向が似ていたりして自己理解が進みました!
他己分析
仲の良い友達や家族に、自分の長所や印象を聞くというものです。
恥ずかしいかも知れませんが、私は実際に聞いてみてとても良かったと思いました。
何が良かったかというと、自分が長所と思っていないところが他人から見ると長所に映っていると知れたこと。
これ、結構よくあると思うんですよね。
日本人て謙虚な性格なのか、長所よりも短所に目が行きがちになるんです。
自分が当たり前にやっていることって、他の人も当たり前にできるかというとそうでもない。
その事実を知ることで、自分の長所を認識しやすくなると思います!
また、家族に自分のことを聞くのも新たな発見があって良いと思いますよ。
幼少期からずっと自分のことを見てきた人ってなかなかいません。
自分が覚えていないような些細なことを、逆に覚えていて、幼少期から変わらない性格(性質)が見つかるかも知れませんよ。
就活での自己分析の活かし方
自己分析したけど、就活にどう活かすの?と思った方へ。
就活のために行う自己分析は「企業選びの軸を見つける」「自分を説明できるようになる」ことが目的と前回の記事で書きました。
上記で説明したモチベーショングラフ、自己分析ツール、他己分析を行うことで自己理解が進みます。
自己理解が進めば自分を説明できるようになります。
自分はどんな人間なのか、こんなことに力を入れて頑張っていた…などは性格診断や他己分析、モチベーショングラフ作りのエピソードから考えられると思います。
じゃあ企業選びの軸ってどう見つければいいの?って思いますよね。
実はこっちはとても難しい…。
これをすれば見つけられるという答えが無いんです。というか私にはこれやっときゃOKと断言できません。
ただ一つ言えることは、自己分析をする癖(=自分のことを考える癖)がつくことで、自分にとっての仕事の価値観や自分が将来どんな生き方をしたいのかを考えることができるようになる、ということ。
就活で業界や職種を絞らずに1度調べたり話を聞いてみて、その上で自分はこの業界、働き方はどうだろう?と考える。
良いと思ったら、なぜ?を繰り返して理由を明確にしていく。
逆に嫌だと思っても、なぜ?を繰り返します。
こういった分析を繰り返すうちに、自分は企業選びで何を重視するかが見えて来るはずです。
さいごに
自分と向き合い続けることで価値観とかわかってくるんですよね。
だから自己分析は早いうちからしておいた方がいい。
短期間で焦って行っても、結局よくわからんってなってしまいます。
自己分析で一番大切なのは「自己理解の深め方を知ること」。
それが癖付けば、日常のあらゆる出来事が自己分析のタネになります。
友達や先輩の話を聞いて、「自分はこんな生き方をしたいな」「いや自分はこんな生き方したくないな」「自分ならこうするけどな」など思い浮かべば、それはもう立派な自己分析です。
就活に悩む人が多いと思いますが、まずは今回紹介したモチベーショングラフを作って、エピソードをなぜ?の繰り返しで深堀りしてみてください。
そうやっていくうちに、日常的に自分の考え方に意識がいくようになると思います。
自己分析の癖がつけばそう焦らずとも自分の考えがまとまっていくと思います!
そして企業選びの軸で大切なのはよく悩んで自分が納得した上で軸を決めること。
自分が納得していれば、例えその後に考えが変わったとしても腐らずに乗り越えることができます!
最後までお読みくださりありがとうございました。
何かのお役に立てていれば幸いです。
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